2026年1月24日(土) 言葉の成り立ち

言葉の成り立ち

漢字を含む日本語の熟語や読み方には様々な歴史があります。

例えば、「世論」という言葉は、「輿論」として「輿」の字をあてていました。一九四六年に当用漢字が定められ、「輿」の字が制限され、「世」の字が用いられるようになり、その名残で「せろん」だけでなく「よろん」とも読まれています。

また、二字熟語は音読みか訓読み、どちらか一方で読むのが一般的です。例えば「正月」は音読み、「青空」は訓読みだけで成り立っていますが、中には音読みと訓読みが混在する熟語もあります。

「団子」「献立」は音・訓の順で読み、「野宿」「身分」は訓・音の順で読みます。前者は「重箱読み」、後者は「湯桶(ゆとう)読み」といいます。古くは湯桶読みだけでしたが、明治以降から重箱読みも使われ始めたようです。

日本語は、同じ言葉でも文脈や敬語によって意味や響きが変わる、柔軟な特徴を持つ言語です。時には母国語に興味を持ち、調べてみることで、日本語の使い方に新しい発見が生まれるのかもしれません。

今日の心がけ◆日本語に意識を向けましょう

出典:職場の教養1月号

感想

この文章は、日本語という言語の成り立ちとその柔軟さについて、具体的な例を交えながら丁寧に紹介しており、読んでいてとても知的好奇心をくすぐられました。

とくに「世論」と「輿論」の話は、漢字の使用制限という歴史的背景が言葉の読みや字面に影響を及ぼしていることを示しており、言葉が生き物のように時代とともに変化してきたことを感じさせてくれます。

また、「重箱読み」と「湯桶読み」といった分類も、普段無意識に使っている言葉にこんな体系的なルールや変遷があるのだと気づかされ、とても面白いです。

言語が単なる情報伝達の手段ではなく、その国の文化や歴史、思考の枠組みそのものを映し出すものであることを、改めて実感させてくれました。

「今日の心がけ」にあるように、母国語を改めて意識することは、自分自身の思考を深める上でも重要だと思います。

私たちは日本語によって考え、日本語によって感情を整理し、他者とつながっています。その土台を磨くことで、自分の世界の見え方さえも変わってくるはずです。

日本語という豊かな言語に敬意を持ちつつ、今後も言葉の奥行きを楽しんでいきたいと思わせられる内容でした。

否定的な感想

全体を通してやや「言語への関心が高い人向け」に寄りすぎている印象もありました。

たとえば、「重箱読み」「湯桶読み」という専門的な語句は魅力的なテーマではありますが、背景や文脈の説明がやや淡泊で、初めて聞く人には少しとっつきにくく感じられるかもしれません。

言葉の面白さを伝えるのであれば、もう少し身近な例や会話の中での使われ方などを盛り込んだほうが、読者の関心をより引きつけられたのではと思います。

また、日本語の「柔軟な特徴」についての指摘は鋭い一方で、その柔軟さが時に混乱や曖昧さを生む側面についても触れていたら、よりバランスのとれた視点になったと思います。

例えば敬語の使い方ひとつをとっても、丁寧であるがゆえにかえって距離感を生んでしまうこともあり、そのような「柔軟さの難しさ」にも言及できていれば、より深い言語論になっていたのではないでしょうか。

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