「職場の教養」とは?内容・目的・発行元をわかりやすく解説

「職場の教養」とは?内容・目的・発行元をわかりやすく解説

会社の朝礼で「職場の教養」を読んでいるものの、

「そもそも職場の教養って何?」
「誰が発行しているの?」
「なぜ朝礼で感想を言うの?」

と疑問に思ったことはないでしょうか。

『職場の教養』は、一般社団法人倫理研究所が毎月発行している小冊子です。 倫理法人会では、この冊子を使った「活力朝礼」を推進しています。

この記事では、職場の教養の内容や発行元、目的、朝礼で使われている理由についてわかりやすく紹介します。

「職場の教養」とは

『職場の教養』は、働く人を対象に、仕事や日常生活に関するさまざまな話題を取り上げている月刊の小冊子です。

倫理研究所の年次報告では、多岐にわたる話題や事例を題材として、職場人としての行動指針をわかりやすく示す冊子と説明されています。さらに、朝礼で自分の考えを自分の言葉で表現するトレーニングに役立つことも意識して編集されています。

そのため、単に文章を読んで知識を得るだけではなく、

読む → 自分なりに考える → 仕事に置き換える → 自分の言葉で話す

というところまで含めて活用されているのが特徴です。

職場の教養の発行元は倫理研究所

『職場の教養』を発行しているのは、一般社団法人倫理研究所です。

倫理研究所では企業・経営者を対象とした活動の一つとして倫理法人会を展開しており、倫理法人会では『職場の教養』を使った「活力朝礼」を推進しています。

そのため、「職場の教養」と「倫理法人会」という言葉を一緒に目にすることが多くなっています。

なお、『職場の教養』は毎月発行されています。倫理研究所の2024~2025年度の年次報告では、発行部数は215万7千部と報告されています。

非常に多く発行されている冊子であることがわかります。

職場の教養にはどんな内容が書かれている?

『職場の教養』では、仕事だけに限定せず、さまざまな題材が取り上げられています。

たとえば、仕事上のコミュニケーション、人との接し方、日々の習慣、季節や行事、歴史、文化、身近な出来事などです。

一見すると仕事とは直接関係なさそうな話題でも、最後には働くうえで意識したいことや、日常で実践できる行動へとつながっていきます。

倫理研究所も、社会のさまざまな話題や事例を題材に「職場人としての行動指針」を提示するものと説明しています。

毎日同じテーマを扱うのではなく、幅広い題材から仕事や生活について考えられるようになっているのが特徴です。

「今日の心がけ」とは

『職場の教養』を読んでいると、最後に「今日の心がけ」が書かれています。

これは、その日の文章から何を意識して行動するのかを短くまとめたものです。

倫理研究所の過去の年次報告でも、社会全般の話題や事例をテーマに、職場人としての行動指針を「今日の心がけ」として提供していると説明されています。

本文を読んでも「何について感想を言えばいいのかわからない」という場合は、この「今日の心がけ」を手がかりにすると考えやすくなります。

たとえば、

「自分はこれを普段できているだろうか」
「仕事で似た経験はなかっただろうか」
「今日から取り入れられることはあるだろうか」

と考えてみると、自分自身の仕事や経験につなげやすくなります。

感想の具体的な考え方については、別記事の「職場の教養の感想の作り方|思いつかないときに使える例文とコツ」でも詳しく紹介しています。

職場の教養の目的は?

『職場の教養』について、「会社で毎朝読むための冊子」という印象を持っている人も多いかもしれません。

しかし、倫理研究所が掲げている活用目的を見ると、読むこと自体がゴールではありません。

倫理法人会では、『職場の教養』を使った「活力朝礼」を、よりよい社風づくりや社員の資質向上、活力ある職場づくりにつなげる取り組みとして推進しています。

また、先ほど紹介したように、『職場の教養』自体も朝礼で自分の考えを自分の言葉で表現するトレーニングの一助となることを意識して編集されています。

つまり、

文章を読むことだけではなく、そこから自分で考え、言葉にし、実際の行動につなげること

が大きなポイントといえます。

なぜ朝礼で感想を発表するの?

会社によって朝礼の方法は異なりますが、『職場の教養』を輪読したあとに、一人または複数人が感想を発表する形式があります。

実際に倫理研究所が紹介している企業事例でも、『職場の教養』の輪読と感想発表を朝礼に取り入れている企業が確認できます。

これは、単に「正しい感想を答える」ためのものではありません。

同じ文章を読んでも、印象に残るところや思い出す経験は人によって異なります。

そのため、

「自分はどこが印象に残ったのか」
「自分の仕事ではどうだろうか」
「今後どうしたいのか」

と考えて自分の言葉で話すことが、感想を発表する意味の一つになります。

感想を毎回立派なスピーチにする必要はありません。文章の内容を一つ選び、自分の仕事や経験につなげるだけでも十分に感想としてまとめられます。

職場の教養を朝礼でどう活用すればいい?

『職場の教養』を朝礼で使う場合、ただ本文を読んで終わるよりも、自分の仕事に一つだけ結びつけて考えると活用しやすくなります。

たとえば「準備の大切さ」がテーマなら、

自分も急いで作業を始めて、後から必要なものが足りないことに気づくことがあります。仕事を始める前に必要なものを確認するようにしたいと思いました。

といった具合です。

本文をすべて要約する必要はありません。

「印象に残ったこと → 自分の仕事や経験 → これからどうするか」

の順番で考えると、短い感想でも自分の言葉でまとめやすくなります。

朝礼で長く話したくない場合は、「職場の教養の感想を短くまとめる方法|30秒・1分の例文」も参考にしてください。

まとめ

『職場の教養』は、一般社団法人倫理研究所が毎月発行している小冊子で、仕事から日常生活まで幅広い話題を扱っています。倫理法人会では、これを活用した「活力朝礼」を推進しています。

毎朝読むことを負担に感じたり、感想を考えることに苦手意識を持ったりする人もいるでしょう。

その場合も、本文すべてについて話そうとする必要はありません。

気になった部分を一つ選び、自分の経験や仕事に置き換えて考えてみると、自分なりの感想を作りやすくなります。

『職場の教養』を「読むもの」だけで終わらせず、自分の仕事や行動を振り返るきっかけとして使うと、朝礼での感想も考えやすくなるでしょう。

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