皆さんは1本の鉛筆で、どれくらいの長さの線が書けるのか知っていますか。
鉛筆の芯をすべて使い切ると、筆記距離は50キロメートル近くになります。それに対して、油性ボールペンは約1.5キロメートルです。
鉛筆は握るところまでは使い切れないため、その分を差し引いたとしても他の筆記具よりも筆記距離はずっと長く、フルマラソン並みの距離が書けるのです。
芯は、黒鉛と粘土を焼き固めたものに動物性油を染み込ませています。それを軟質の木に挟んで鉛筆に成形します。材料はすべて天然の素材です。
このようにコストや環境の面でも優れた鉛筆ですが、何年も使われずに引き出しに眠っている物はないでしょうか。小さくなった物は鉛筆ホルダーを利用して使い切ることができます。
また、鉛筆を削るのが面倒と感じるかもしれませんが、削る行為や木の香りにはリラックス効果があり、勉強や仕事の気分転換になるとも言われています。
文房具や身の周りの物を、無駄にせず最後まで大切に使いたいものです。
今日の心がけ◆物を大切に使いましょう
職場の教養 2024年2月号
感想
この話は、鉛筆が他の筆記具に比べて長い距離を書けることや、その製造過程について興味深い情報を提供しています。鉛筆が持つ環境への配慮やコストパフォーマンスの良さについても示唆されています。
また、鉛筆を最後まで使い切ることや、小さくなった鉛筆を活用する方法についての提案もあります。これは、物を大切に使う姿勢を促す良い例だと思います。
物を無駄にしないことや、最後まで大切に使うことは、資源の節約だけでなく、環境への配慮や経済的な面でも重要です。また、鉛筆を削る行為がリラックス効果をもたらすことも興味深い情報です。
この話から学ぶべきことは、身の周りの物を大切に使い、無駄にしないことの重要性です。持続可能な生活を送るために、物を大切に扱う習慣を身につけることが必要だと感じました。