2024年2月28日(水) 好循環

ある福祉施設で施設長として働くAさんのもとに、10年以上前に退職した元職員のBさんが訪ねてきました。

互いの近況を報告し合った後、Bさんから「施設長のおかげで、名ばかりの『紫陽花(あじさい)ロード』に紫陽花の花が復活するようになりました。そのお礼を伝えにきたのです」と言われ、何も関わっていないAさんは戸惑いました。

するとBさんは、「私が勤務していた当時、施設長は早めに出社する実践に取り組んでおられました。その姿を見て、私も地元の紫陽花ロードの清掃を始めることにしたのです」と教えてくれたのです。

退職後も毎日欠かさず紫陽花ロードの清掃活動を続けていると、仲間も増えていき、最近では自治体や近隣の住民の協力も得られるようになったといいます。

良いことも、そうではないことも連鎖しやすいと感じた経験のある人も多いのではないでしょうか。お客様のため。職場のため、家族のため等、自らすすんで誰かのためになることに取り組み、良いことが連鎖する職場にしたいものです。

今日の心がけ◆良い流れを作りましょう

出典:職場の教養 2024年2月号

感想

この話は、一人の人が行動することで良い連鎖が生まれることを示しています。施設長のAさんが、早朝の出社を実践することで、元職員のBさんに影響を与え、その結果、地元の紫陽花ロードの清掃活動が復活し、地域の人々の協力を得るようになったということです。

Aさんの積極的な姿勢が、Bさんをはじめとする地域の人々に感化し、良い連鎖が生まれたのです。

私たちは、自分の行動が周囲に与える影響を常に意識し、積極的に良い流れを作っていくことが重要です。一人ひとりがポジティブな行動を取ることで、周囲の人々に良い影響を与え、良い流れが広がっていくでしょう。

この話から学ぶべき教訓は、自分の行動が周囲に与える影響は大きいということです。良い流れを作り出すために、自分の行動に意識を向け、ポジティブな行動を心がけることが重要だと感じました。