Aさんが、小学生の息子とテレビの相撲中継を見ていると、「パパ、行事がハッキヨイと言っているけど、どういうことなの?」と尋ねられました。
ただの掛け声だと思っていたAさんですが、子供にいい加減なことは言えないので、「パパもよく知らないから、一緒に調べようか」と答えました。
調べてみると諸説あり、「早く競いなさい」という掛け声の「早競へ」を語源とする説、古代中国から伝わる易で「良い八卦になった」を意味する「八卦良い」を語源とする説などがあるとわかりました。
日本相撲協会では、「お互い元気を出して頑張って相撲を取りましょう!」という意味の「発気揚々」に由来する、と解説しています。
また、これに関連して、取り組みでの掛け声「のこった、のこった」は「二人とも残っています。勝負はついてないですよ」と意味することを知ったのです。
Aさんは、相撲に対する関心が以前より高まったのを感じています。何気ない疑問を調べ、新しい知識を得る楽しさを体験したAさんでした。
今日の心がけ◆知らないことを積極的に調べましょう
出典:職場の教養7月号
感想
今は昔と比べて、スマホやインターネットのおかげで、情報をすぐに調べられるようになりました。
エピソードではどうやって調べたかは書かれてませんが、Aさんのように疑問が生じたときにも手軽に調べることができ、親子で一緒に学ぶ充実した時間を過ごせます。技術の進歩を活用して、日々の生活をより豊かにすることができるのは素晴らしいことだと思います。
ただ、インターネット上には、フェイクニュースや誤った情報も存在するため、情報を取捨選択する力が重要です。
一つの情報源だけに頼るのではなく、複数の信頼できる情報源を照らし合わせて確認することや異なる視点・方法から情報を集めることで、より正確な理解が得られるのではないかと思います。
否定的な感想
Aさんが子供の疑問に対して一緒に調べる姿勢を見せたことは良いことですが、常に親が主導して調べる姿勢が続くと、子供が自ら疑問を解決する力を養う機会が減るかもしれません。子供自身に調べさせ、親がサポートする形も取り入れると、子供の自主性を育むことができます。
また、現代はインターネットを使ってなんでもすぐに調べられる時代ですが、ネットの情報にばかり頼ると、自分で考える力や批判的思考が育ちにくくなる可能性があります。
そういったことを教えたり、図書館での調査や専門書を使った調査など、様々な方法を示すのも親の大切な努めかと思います。
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