A氏は夏季休暇を利用して家族四人でキャンプに行き、大自然の中で家族水入らずの時間を過ごしました。
その最終日にA氏の目の前で末っ子が自転車から落ち、大きなこぶを作りました。A氏は帰宅してからの数日間、親としても注意不足を痛感しました。
するとその一か月後、今度はA氏が自転車で転倒し、大怪我を負ったのです。そのため仕事をしばらく休むことになり、上司や同僚に迷惑をかけてしまったことを猛省する日々を過ごしました。
A氏は、働きたくても働けない時間を過ごす中で、自分が毎日仕事に励めることや、子供たちが元気に過ごせることのありがたみに気づいたといいます。
淡々とした日々を過ごしているとそれが当たり前になってきます。そして、時にはその当たり前の日々に物足りなさを感じることもあるかもしれません。
今回A氏は、家族や自分の身に不足の事態が起きたことで、当たり前に生活できる幸せを実感したのでした。
今日の心がけ◆当たり前の日常に感謝しましょう
出典:職場の教養7月号
感想
人は、普段はあまり意識せずに過ごしていますが、それらが失われたり、脅かされたりしたときに、その重要性やありがたさに気づくことが多いです。
私自身も、日常の忙しさの中でつい当たり前のことを見過ごしてしまいがちです。しかし、A氏の経験を通じて、健康であること、家族が元気であること、日々の仕事に取り組めることなど、普段の生活の中での小さな幸せにもっと目を向けるべきだと感じました。特に、何も問題がない日々こそが本当に幸せであることを再確認しました。
例えば、毎日の終わりにその日あった良いことや、感謝できることを振り返る習慣を持つことで、普段の生活の中での幸せをもっと実感できるようになるかもしれないと思いました。
否定的な感想
まず、A氏の子が自転車から落ちて怪我をしたことや、その後A氏自身が自転車で大怪我を負ったことは、注意力の欠如や危機管理の不足を感じさせます。家族でのキャンプという楽しみの時間において、親として子供の安全をもっと徹底的に守るべきだったかもしれません。特に、野外での活動中は、予測できない危険が多いため、もっと慎重になるべきだったと感じます。
また、A氏が自身の怪我で仕事を休むことになり、上司や同僚に迷惑をかけたことは、自己管理の不足を反映しています。仕事をする上で、自己管理は重要な要素であり、自分の健康や安全を守ることは、周囲の人々に対する責任の一部です。
さらに、この話は「当たり前の日常に感謝しましょう」というメッセージを伝えていますが、それが教訓としては少々陳腐に感じられます。多くの人が既に知っていることであり、新しい洞察や深い理解を得るための具体的な方法や実践的なアドバイスが欠けています。ただ感謝の気持ちを持つことの重要性を述べるだけでは、実際にその感謝の気持ちを日々の生活に取り入れるための具体的な手段が示されていないため、行動に移すのが難しいかもしれません。
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