「ナショナル・トラスト」は、歴史的文化財や自然の景勝地を保全し、次世代に残す活動を行なっているイギリス発祥のボランティア団体です。
この取り組みは、産業革命で急速に自然破壊と都市化が進行する中で、自然環境や歴史的建造物を保護するために始まり、現在は世界各国に波及しています。
活動の根幹となるのは、市民一人ひとりから集めたお金による土地や建物の購入です。また、土地や屋敷の寄贈も受け付けており、寄付されたものはその後、売りに出されることはなく、恒久的に社会の資産として残すことができます。
このように、個人の損得や目先の利益にとらわれず、社会全体や長期的な視野をもって経営理念などのビジョンを掲げる企業もあるでしょう。
日々の業務が、誰かの役に立っていると社会的な役割を自覚することは、仕事のやり甲斐にも繋がります。
仕事や日々の行ないが、将来にわたって環境や社会に良い影響を与えられるよう、私たち一人ひとりが責任を持って行動していきたいものです。
今日の心がけ◆広い視野を持って行動しましょう
出典:職場の教養7月号
感想
「ナショナル・トラスト」の活動は、私たちの日常生活や仕事にも大きな教訓を与えてくれます。個人の損得や目先の利益にとらわれず、社会全体や将来にわたって良い影響を与えることを目指す姿勢は、私たちが見習うべきものです。
特に、仕事においても社会的な役割を自覚し、自分の行動が誰かの役に立っていると感じることは、やり甲斐やモチベーションの向上につながります。
今日の心がけにもある、広い視野を持って行動することは、私たち一人ひとりの責任です。この話から学んだことを実践し、日々の業務や行動が将来にわたって環境や社会に良い影響を与えるよう努力していきたいと思います。社会全体のために何ができるかを常に考え、その一環として自分の役割を果たしていくことが、より良い未来を築くために必要だと感じました。
否定的な感想
まず、市民からの寄付金で土地や建物を購入するというモデルは、財政的に持続可能かどうか疑問が残ります。寄付に依存する運営は、経済状況や寄付者の意識の変動に大きく影響されるため、安定した資金調達が難しい場合があります。経済が不況に陥ると、寄付金が減少し、保全活動が制約される可能性があります。
また、寄付された土地や建物が恒久的に社会の資産として残ることは理想的ですが、その管理には膨大なコストと労力がかかります。ボランティア団体としての限られたリソースで、これらの資産を適切に維持し続けることが本当に可能なのか、疑問が残ります。管理が行き届かず、保全活動が中途半端になることも考えられます。
私たちがこのような団体を支援する際には、その理想だけでなく、現実的な問題にも目を向け、持続可能な形での支援方法を考える必要があると感じました。
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