大阪府で地域情報誌の制作などを行なうN社では、一緒に働く仲間同士で、感謝の気持ちを伝え合う取り組みをしています。
同社では、社内の共有スペースに、全社員の名前が書かれた個別のカードホルダーが壁に設置されています。仕事中に助けられた時や教えてもらった際に、その相手に向けた感謝を「サンクスカード」に記入してホルダーに入れるのです。
サンクスカードは、もらう側の喜びにつながるのはもちろんのこと、渡す側も感謝を文字にすることで、思いがより深まり、仲間意識が高まるといいます。 またN社では、月間で最も多くカードを書いた人を表彰しています。なぜなら、人の厚意に気づかなければ、サンクスカードを書くことはできないからです。
人は、1人で働くことはできません。当たり前のように思える日常も、多くの仲間の助けや協力で成り立っており、感謝の対象は多くあります。人の思いやりに気づくことのできる「感謝力」を養うとともに、「ありがたい」と思う心を、言葉や行動で示したいものです。
今日の心がけ◆感謝を形に表わしましょう
出典:職場の教養 2024年3月号
感想
このN社の取り組みは、仲間同士の感謝の気持ちを形にして表現する素晴らしいアイデアだと感じました。サンクスカードを通じて、助けられたり教えてもらったりした際に感謝の言葉を伝えることで、相手の喜びだけでなく、自分自身の思いやりや感謝の気持ちも深めることができます。
また、月間で最も多くカードを書いた人を表彰するという取り組みも素晴らしいです。このような形で感謝の意識を高め、周囲の人々の善意に気づくことができるようになると、職場の雰囲気も一層明るく、協力し合いや助け合いの文化が育まれるでしょう。
感謝の気持ちを形に表すことは、人と人とのつながりを深めるだけでなく、仕事の効率や生産性にもプラスの影響を与えると思います。私も日常の中で、周囲の人々への感謝の気持ちを常に忘れずに、言葉や行動で示していきたいと思います。