2024年8月17日(土) 毎日の食事

私たちは、日々の食事にどれほど感謝できているでしょうか。

「いただきます」は、料理の食材となった自然への感謝を表すものです。四方を海に囲まれ、山々の恵みも豊富な土地柄、昔から自然に寄り添って生活してきた、日本人ならではの心の込め方ではないでしょうか。

こうした自然界の豊かな恵み、そして農家や漁師の人々の労力、食品を加工、調理する人々の真心が食事には込められています。それらがなければ、今を生きる私たちの食卓は成り立たないことを忘れてはならないでしょう。

また、一緒に食事をとる家族や友人に対しての感謝も忘れずにいたいものです。昨今は、一人で食事をする「孤食」、家族でそれぞれが別々のものを食べる「個食」が増え、家族団欒の機会が減少しています。

食事をする目的は単に栄養をとることだけではありません。食事は人とのコミュニケーションの場であり、家族や友人との団欒は心に充足感を与えてくれます。

食事をとりまくあらゆる環境、物、人への感謝を深めたいものです。

今日の心がけ◆感謝して食事をいただきましょう

出典:職場の教養8月号

感想

日々、当たり前のように口にする食事ですが、その背景には多くの人の努力と自然の恵みがあることを改めて認識し、食事の際に感謝の気持ちを持つことの大切さを感じました。

特に、現代社会における「孤食」や「個食」の問題点を指摘し、家族団欒の大切さを強調している点は、共感できる部分が多くあり、家族や友人と食事をする際には、感謝の気持ちを言葉で伝え、コミュニケーションを大切にしていきたいと思いました。

このお話は、食事に対する感謝の心を育むための良いきっかけとなり、今後は、この気持ちを忘れずに、食事の時間をより豊かなものにしていきたいです。

否定的な感想

「家族団欒」や「一緒に食事をする」といった表現は、現代社会の多様なライフスタイルを考慮していないと思います。

実際には、一人暮らしの人や、あえて結婚という選択をしない人、家族と食事をしたくともできない人など様々な状況下の人がおり、このような人々に対して、「家族団欒」という価値観を押し付けているように感じられます。

また、食料の生産や消費には、多くの問題が伴っており、食料の廃棄問題、食料の安全性、環境への負荷など、これらの問題に触れずに感謝の気持ちだけを強調するのは、不十分であるとも思います。