2024年8月29日(木) 効率を求める

タイパ(タイムパフォーマンスの略)という言葉があります。これは、かけた時間に対して、どれだけ良い物や良い体験が得られるかの程度を表しています。

例えば動画を視聴する際、情報収集が目的であれば、多少、聞きづらくても倍速再生で視聴をするとタイパが向上します。視聴時間が短縮されれば、浮いた時間を他に使うことができ、生活全体の満足度は高くなるでしょう。

パフォーマンスを高めようとする態度は当然です。その際は、「やり過ぎない」「とらわれ過ぎない」ことにも意識を向けましょう。

自分の行なった選択を振り返って、〈あっちの方がよかった〉〈もっとこうしておけばよかった〉などと考えることがありますが、皮肉にもそれが生活全体の満足度を下げる場合があります。反省は必要ですが、単なる後悔にとどめるのではなく、未来へつなげるための経験としたいものです。

効率を求めることは目的ではなく、自身の満足度を高める手段の一つでしょう。まずは、自分にとって何が本当に大切なのかを考えることが重要です。

今日の心がけ◆目的を意識しましょう

出典:職場の教養8月号

感想

「タイパ」という言葉が広く使われるようになった背景には、現代社会が効率化を重視する傾向があるのだと思います。

限られた時間の中で、最大限の成果を出したいと考えるのは自然なことですし、時間を有効活用することで、他のことに時間をかけることができれば、人生をより豊かにできると思います。

ただ、お話にもあった通り、「やり過ぎない」「とらわれ過ぎない」という点も重要です。 タイパばかりに気を取られて、大切なことを忘れてしまうのは本末転倒ですし、人間関係や趣味など、効率化できない部分も人生にはあります。

自分にとっての価値観を明確にすることで、より良い選択ができるようになるはずだと感じました。

否定的な感想

効率を意識するのは非常に大切ですが、短時間で多くのことをこなそうとするあまり、一つ一つのクオリティが下がるようでは意味がありません。

「タイパ」よりも短時間でかつ品質も一定を確保する方法を追求するほうがビジネスにおいては重要ではないでしょうか。

また、無理をして短時間で多くのことをこなそうとすることで、心身の健康を損なう可能性もありますので注意が必要です。