本誌『職場の教養』を活用した活力朝礼の効用として、人間力とチームワークの向上が挙げられます。
まず、記事を輪読する際に、自ら「ハイ!」と返事をして読み上げることは、その人の積極性を磨き、実行力を養うことができます。
また、輪読のリーダーは感想を述べる際、自身の意見をまとめ、わかりやすく相手に伝える力を高めることができます。朝礼の参加者も感想を聞くことにより、自分とは異なる意見や感覚を知り、考えの幅を広げることができます。
それぞれの個人的な思いや現在の暮らしぶり、興味関心がある事柄などを共有すれば、社員間の絆を深めることにもつながります。
仕事で誰かが失敗をしてトラブルに発展した場合、当事者を責めるのではなく、助け合って皆で問題解決にあたることが肝要です。迅速にこうした対応をとれるかどうかは、培ってきたチームワークや絆が鍵となります。
円満な人間関係を築き、生産性の高い職場環境を構築したいものです。
今日の心がけ◆思いを共有しましょう
出典:職場の教養9月号
感想
人前で話したり自分の意見を述べることが苦手な私にとって、この話は考えさせられる内容でした。
まず、入社当初、「ハイ!」と返事をして記事を輪読することは、私にとって大きな挑戦でしたが、繰り返されていくうちに徐々に慣れ、平気になっていく自分がいました。このことから、朝礼などの短い習慣からも自己成長の機会はたくさんあると感じました。
また、感想を述べる場面は、いまだにうまく考えをまとめることができませんが、「伝える力を高めることができる」とあり、少しずつでも練習することで、私にもできるようになるかもしれないと希望を持ちました。
この話を通じて、少しずつでも自分を変えていくことの大切さを感じました。勇気を出して一歩踏み出すことが、円満な人間関係や職場環境の改善につながるのだと思います。
否定的な感想
まず、活力朝礼の形式が一律であるため、個々の個性や意見が制限される可能性があると感じました。
輪読で「ハイ!」と返事をすることが強調されていますが、これが形骸化してしまい、本来の目的である積極性の向上にはつながらないことも考えられます。
また、感想を述べる場面でも、意見を述べることにプレッシャーを感じる人には負担となり、逆に意見を述べることが苦手な人を萎縮させる可能性があります。
こうした形式的な活動が、かえって逆効果になることもあるため、個々の状況や性格を考慮した柔軟なアプローチが必要だと思います。