2024年10月8日(火) 古紙再生

毎年十月の第二週は、古紙の再利用への理解と協力を促すため、経済産業省が制定した「古紙リサイクル週間」となっています。

紙の消費量に対する回収量の割合を示す古紙回収率は、一九七〇年当初は四割弱でしたが、現在は八割を超えており、約五十年の間に二倍に増えました。また、この間の古紙利用率も、三割強だったものが七割近くに増加しています。

これには、資源回収システムの整備やリサイクル技術の向上に加え、生活する人々の環境意識の向上が挙げられるでしょう。

デジタル化が進んでも、紙は私たちの生活に欠かせません。古紙回収に出す際は、自治体の規則に従って分別しましょう。なぜなら、レシートやシール、紙皿などはリサイクルが難しく、機械や製品の不良につながるものもあるからです。

そして何よりも、まずは無駄に使わないようにしましょう。紙に限らず、プラスチックや水など、身近な資源の使い方を改めて見つめ直すことが大切です。

一人ひとりの小さな心がけが、地球の未来を守ることにつながります。

今日の心がけ◆資源を大切に使いましょう

出典:職場の教養10月号

感想

この話を聞いて、古紙リサイクルが私たちの生活に根付いてきたことに改めて気づかされました。まだリサイクル意識がそれほど高くなかった昔と比べ、今では8割以上の回収率になっているなんて、本当にすごいことだと思います。

これも、地道にリサイクル活動が進められてきたおかげですね。リサイクルの技術が進歩しただけでなく、みんなの環境への意識が高まってきたことも大きな要因だと思います。

紙はまだまだ生活に欠かせないものですし、だからこそ、無駄に使わないという小さな心がけがとても大切だなと感じます。特に、分別をちゃんとすることがリサイクルの質を上げるために重要だという点も、意識しておきたいところです。

また、もっと楽にできるリサイクルの仕組みや、より身近に感じられる取り組みが進んでいけば、さらに多くの人が積極的に参加しやすくなるのではと思います。全体で少しずつでも前に進んでいけたら、きっともっといい未来につながると感じます。

否定的な感想

古紙リサイクルだけに焦点を当てるのではなく、今後さらに進むデジタル化とのバランスについても考える必要があると感じます。

紙の消費が減っているように見える一方で、デジタルツールの使用によってエネルギー消費や電子廃棄物が増加している現状も無視できません。したがって、単に「紙を無駄に使わない」だけでなく、エネルギーや他の資源の使い方にも目を向け、包括的な環境意識を持つことがますます重要になっていると考えます。

また、個々人の小さな心がけが地球の未来を守るというメッセージは共感できる一方で、個人の責任だけに頼るのではなく、政府や企業のより大規模な取り組みも必要であるという視点も重要だと思います。リサイクルシステムの整備や技術の進化に加え、政策的なサポートがあれば、私たち一人ひとりの努力がさらに効果的になるでしょう。

結局のところ、紙の使用を減らすことはもちろん重要ですが、私たちは環境保護全体に向けたアプローチを考え直し、より持続可能な社会を目指していくべきだと思います。