2024年3月15日(金) ワーキングメモリ

私たちは、仕事や私生活に至るまで様々なことを記憶して生活しています。

記憶には短期的記憶と長期的記憶があります。さらに、この二つとは別に、一時的に情報を保つワーキングメモリ(作業記憶)も存在するのです。しりとりや暗算などの情報処理には、このワーキングメモリが使われています。

ワーキングメモリには一定の容量があり、並行して処理できる情報は最大で七つ、平均すると五つ程度といわれています。それ以上になると、「ど忘れ」、「観察力や集中力の低下」などが起こってくるのです。

すなわち、やるべきことに気がついたときは、先延ばしせずにそのつど処理し、脳内に情報を溜め込まないことが得策といえるのです。思い出した用事が気になり、手をつけていた仕事を疎かにしてしまった経験はないでしょうか。

また、すべきことがいくつも重なってしまった場合は、適宜メモを取るなどし、優先順位をつけて、一つひとつの仕事に集中することです。

能の有限性を心に留め、すべき仕事を選択し、速やかに取り組みましょう。

今日の心がけ◆脳の特性を理解しましょう

出典:職場の教養3月号

感想

この話から、脳の特性について理解することの重要性が浮かび上がります。特に、ワーキングメモリの容量が限られていることや、情報を一時的に保持する能力には限界があることが分かりました。

私たちは日常生活で多くの情報を処理しなければなりませんが、その際には適切な情報処理の方法が必要です。特に、やるべきことを忘れないためには、思いついたことをすぐにメモに残したり、優先順位をつけて取り組んだりすることが大切です。

また、脳の限られた能力を理解することで、集中力や観察力の低下を防ぐためにも、一度に取り組むことのできる仕事の量を適切に調整する必要があります。仕事を効率的にこなすためには、脳の特性を理解し、それに合わせた対策を取ることが重要だと感じました。