有望株
証券業界では、将来、株価が上がると見込まれる会社を「有望株」と表現します。この表現は一般化し、将来活躍しそうな若手スポーツ選手や社員にも使われるようになりました。
一般的に、株式投資は購入した株の価格が上がった時に売却し、利益を得ることを目的としています。そのため、利益の高い株を選ぶ意図が働くようです。
競技スポーツにおいても常に競争があり、将来的な優劣を予見する必要があるという点で、株式投資と共通しています。
会社において「有望株」という言葉が使われる背景には社内競争があります。しかし、会社は複数の人が協力し、長所を発揮し合い、欠点を補い合うことで、より大きな成果を生み出すために構成されています。
したがって、社員同士は単なる競争相手というよりも、協力する仲間であるといえるでしょう。個々の能力を最大限に引き出し、チーム全体の力を高めることが重要です。互いに協力し合い、より社会に貢献する働きを目指したいものです。
今日の心がけ◆互いに補い合いましょう
出典:職場の教養2月号
感想
「有望株」という言葉が、証券業界だけでなくスポーツや会社組織にまで広がっていることを指摘する視点は興味深いですね。
特に、株式投資とスポーツが「将来の優劣を予見する」という共通点を持っているという考えは、鋭い洞察だと感じました。
確かに、どちらも未来を見据え、適切な選択をすることが成功の鍵になります。
このように異なる分野を関連付けることで、物事の本質がより深く理解できるのだと改めて思いました。
また、「有望株」という言葉が社内競争を反映している一方で、実際の企業活動は協力によって成り立っているという指摘にも共感します。
確かに、個人の競争意識が強すぎると、チームワークが損なわれ、結果的に会社全体の成果が低下することもあります。
だからこそ、単なる競争ではなく、互いの長所を生かし、補い合うことが重要なのだと感じました。
「今日の心がけ」として「互いに補い合いましょう」という言葉が選ばれたのも素晴らしいですね。
ビジネスの世界では、単独で成功することは難しく、周囲との協力が不可欠です。
株式市場における「有望株」のように、個々の才能を伸ばしつつ、周りと連携することができれば、組織全体が成長し、より良い成果を生み出せるのではないでしょうか。
否定的な感想
「有望株」という言葉をポジティブに捉えつつ、最終的には「協力が重要」と結論づける流れには違和感を覚えました。
確かに企業はチームワークによって成り立っていますが、現実のビジネス環境では、競争を避けて通ることはできません。
特に「有望株」と称される人材は、実力主義のもとで評価され、競争に勝ち抜いてこそ価値を発揮する側面があります。
会社の成長を考えたとき、「協力」だけではなく、適度な「競争」も必要不可欠ではないでしょうか。
また、「有望株」という言葉には、企業の経営者や投資家の視点が強く反映されています。
つまり、「将来の利益を生む可能性が高い人材」を選び、育て、投資するという考え方です。
しかし、この視点は時に、人を単なる「利益を生む手段」として捉えてしまう危険性もはらんでいます。
実際の職場では、すべての社員が「有望株」として扱われるわけではなく、むしろ「評価されない人材」が取り残されることもあります。
そうした現実に対して、単に「互いに補い合いましょう」と結論づけるのは、やや理想論に寄りすぎているように思えました。
企業が成長するためには、協力だけでなく、適切な競争と評価の仕組みが必要です。
本当に「互いに補い合う」環境を作るのであれば、「有望株」だけでなく、全ての社員が活躍できるような組織作りを考えるべきではないでしょうか。
競争と協力のバランスをどのように取るかが、企業にとっての大きな課題なのだと改めて感じました。