2025年2月24日(月) 腹式呼吸

腹式呼吸

「令和六年版厚生労働白書」によると、「心身の健康に対する最大のリスク」として「ストレス」を挙げた人の割合は十五パーセント以上となり、この二十年間で三倍に増加しています。

ストレスを抱えていると万全な状態で仕事に取り組むことはできません。また、休日に心をリフレッシュさせることさえ難しいかもしれません。それを和らげる方法の一つに、腹式呼吸があります。

背筋を伸ばして鼻から息を吸い込み、次にお腹をへこませながら口でゆっくり息を吐き出すと、腹式呼吸ができます。それにより、副交感神経が優位になり、心身の緊張がほぐれやすくなって、ストレスの軽減につながるといわれています。

また、緊張をほぐすだけでなく、発生が良くなるなどの効果も期待できるため、大人数での会議やプレゼンテーションの前に行なうのもよいでしょう。

腹式呼吸は場所を選ばず、短時間でどこでも行なうことができます。呼吸を通して心身を整えながら、仕事に取り組んでいきたいものです。

今日の心がけ◆心身のバランスを整えましょう

出典:職場の教養2月号

感想

この話は、現代社会におけるストレスの増加と、その対策としての腹式呼吸の有効性をシンプルに伝えており、とても実践的だと感じました。

特に、「ストレスを最大の健康リスクと考える人が20年間で3倍に増えた」というデータには驚きました。

これは単なる個人の体感ではなく、社会全体でストレスの影響が深刻になっていることを示しており、私たち一人ひとりが意識的に対策を講じる必要があることを改めて認識させられます。

その点で、「腹式呼吸」という簡単に実践できる方法を紹介しているのは、とても良いアプローチだと思います。

特に仕事の合間や、プレゼン前の緊張を和らげる手段としては効果的でしょう。

ストレス軽減の方法は多くありますが、運動やマッサージなどは時間や場所を選ぶのに対し、腹式呼吸は「今すぐどこでもできる」点が大きな利点です。

これなら忙しいビジネスパーソンでも取り入れやすいですね。

また、腹式呼吸はストレス対策だけでなく、発声や姿勢の改善にもつながるという点も魅力的です。

実際に、プロのアナウンサーや歌手もこの呼吸法を意識的に使っています。

つまり、日常的に取り入れることで、単なるリラックス法にとどまらず、自己表現や仕事のパフォーマンス向上にも寄与するのです。

「心身のバランスを整える」ことが、仕事の質を上げることにもつながるという視点は、多くの人にとって有益な気づきになるでしょう。

否定的な感想

この話には「ストレスの本質的な原因」に対する言及が不足していると感じました。

確かに、腹式呼吸は一時的にストレスを和らげる手段として有効ですが、そもそもなぜストレスが増えているのか、根本的な原因についても考えるべきではないでしょうか。

例えば、仕事の過重労働、人間関係の摩擦、経済的不安など、ストレスの原因は多岐にわたります。

これらの根本的な問題を放置したまま、「ストレスを感じたら腹式呼吸をしましょう」と言われても、それは対症療法に過ぎず、根本的な解決にはなりません。

むしろ、「自己対策でなんとかしなければならない」という意識が強まることで、「ストレスを感じるのは自分の努力不足」と自己責任のように捉えてしまう危険もあります。

また、「ストレスを和らげる方法の一つ」として腹式呼吸を挙げていますが、実際には人によって合う・合わないがあるのも事実です。

例えば、極度の不安を抱えている人や、パニック障害を持つ人にとっては、呼吸法が逆効果になることもあります。

こうした個人差を考慮せず、「誰にでも有効」と断定してしまうのはやや乱暴ではないでしょうか。

ストレス対策は一つの方法に頼るのではなく、運動・睡眠・食生活・環境の改善など、多角的にアプローチするべきだと思います。

「心身のバランスを整えましょう」という今日の心がけは素晴らしいですが、そのためには呼吸法だけでなく、ストレスの原因そのものに向き合うことも大切なのではないでしょうか。

短期的なリラックスだけでなく、長期的なストレス管理の視点も取り入れられると、より実践的なアドバイスになると感じました。