2024年3月29日(金) 宇宙船地球号の旅

地球を宇宙船にたとえて、「宇宙船地球号」と表現したのは、建築家・思想家をはじめ様々な肩書を持つ、アメリカのバックミンスター・フラー氏です。

一九六八年、氏は『宇宙船地球号操縦マニュアル』を著し、地球上の資源の有限性や資源の適切な使用について問題提起し、経済学や環境学など、多くの分野に影響を与えました。

私たち人類は宇宙船地球号の乗客といえます。広大な宇宙を旅していますが、船内では、水、空気、食物、エネルギーなどすべてのものが有限です。だからこそ、私たちは資源を分け合って、大切に使うことが求められるのです。

科学技術の進歩により、太陽光、水力、風力、地熱など、枯渇せずに永続的に利用できる再生可能エネルギーとして、着実に普及しています。また、宇宙開発プロジェクトの進展による地球外での資源の発掘も進んでいます。

資源問題は科学技術によって解決される部分もありますが、地球に暮らす一人ひとりが、日々の生活で資源を無駄にしない取り組みが重要でしょう。

今日の心がけ◆資源を大切に使いましょう

出典:職場の教養3月号

感想

この話は、地球を宇宙船にたとえ、地球上の資源の有限性や適切な使用について考えさせられますね。

バックミンスター・フラー氏が提唱した「宇宙船地球号」の概念は、私たちが地球上で暮らす際に、地球がひとつの有限のシステムであり、その資源は限られていることを認識するための重要なメタファーです。

特に現代社会では、資源の適切な利用がますます重要になっています。再生可能エネルギーの利用や、地球外での資源の探査・利用など、科学技術の進歩によって資源問題に対する解決策が見いだされつつありますが、それだけでは解決できない部分もあります。

個々の行動が大切であるという点も強調されています。私たちが日々の生活で資源を無駄にしないように心がけることは、地球全体の持続可能性に寄与することになります。

この話は、地球が有限のリソースを持つ宇宙船であり、そのリソースを賢く使い、大切に管理することが求められることを示唆しています。私たちは皆、地球の乗客であり、その責任を持って資源を使うべきと感じました。