2024年2月8日(木) ライバルの存在

野球の大谷翔平とマイク・トラフト、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシなど、スポーツ界においてライバル関係はつきものです。

ライバルは、〈相手に勝ちたい〉と自分を鼓舞し、志気を高めてくれる存在でもあります。それは個人のみならず、業界の中でしのぎを削る企業同士のケースもあるのではないでしょうか。

養殖牡蠣の生産量は、1位が広島県で、2位が宮城県です。お互いに大きさや味の濃厚さなどを競ってきました。

2011年の東日本大震災で、宮城県の牡蠣養殖業は壊滅的な被害を受けました。そこでいち早く助け船を出したのが、ライバルでもある広島県だったのです。

広島県は養殖施設に必要な資材を提供し、人材を派遣しました。互いの存在が品質向上につながっており、早く元の姿に戻ってほしい一念での支援でした。

ライバルがいるからこそ成長できる側面があります。相手と競い合い、それぞれの立場においてより良いものを追求していきたいものです。

今日の心がけ◆より良いものを追求しましょう

出典:職場の教養 2024年2月号

感想

この話から感じることは、ライバルの存在が競争と共に成長を促す可能性を示しています。スポーツ界だけでなく、産業やビジネスの分野でも、競合他社やライバル企業が存在することで、より高い目標を設定し、より良い製品やサービスを提供するために努力することができるという点が強調されています。

広島県と宮城県の養殖牡蠣の例が示すように、競争関係にある中でも、協力し合うことで業界全体の発展に貢献することができます。ライバルが存在するからこそ、お互いの進歩を促し合い、より良い結果を生み出すことが可能です。

この話を通じて、競合関係にある場面でも協力や共存の重要性を学びました。ライバルがいるからこそ、自分自身や自分の所属する組織が成長し、より良い未来を築いていくことができるという点に改めて気づかされました。