本日は仏教の開祖、釈迦が亡くなった日といわれ、全国の寺院で「涅槃会(ねはんえ)」という法要が行なわれます。涅槃会では、釈迦の亡くなった様子を描いた涅槃図を掲げて遺徳を偲び、報恩感謝の気持ちを表わします。
釈迦は、インドとネパールの国境沿いを支配していた釈迦族の王子として生まれ、何不自由のない生活をしていました。しかし、人間が直面する老いや病、死といった現実を見て、王位を捨てて修道者の道を歩んで悟りを得ました。
涅槃会以外にも、4月8日(釈迦の誕生日)に甘茶を注いで仏を供養して子供の健康を祈る灌仏会(かんぶつえ)、釈迦が悟りを開いたとされる12月8日に行なわれる成道会(じょうどうえ)の3つが、仏教の3大年中行事といわれています。
私たちの会社にも創業者がいて創立記念日があります。家庭に目を向けると、夫婦の結婚記念日や子供の誕生祝い、両親の長寿祝いなどがあります。
記念日は、人や歴史を未来につなげていく大切な日です。先人に想いを馳せ、その功績や生き方・考え方に触れる機会をつくってみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆先人に思いを馳せましょう
出典:職場の教養 2024年2月号
感想
この話からは、仏教の開祖である釈迦の亡くなりの日である「涅槃会」やその他の仏教の行事が紹介されています。これらの行事は、仏教の教えや歴史を尊重し、その智恵や教えを称える場として大切にされています。
また、この話は記念日の重要性にも触れています。会社の創立記念日や家族の記念日は、過去の功績や喜びを祝福し、未来への希望を抱く機会となります。先人の努力や生き方を思い起こし、その教訓を受け継ぎ、自らの行動や生活に活かすことが大切です。
このような記念日や行事を通じて、過去と現在、そして未来をつなぐ意識を持ち続けることが、より豊かな人生を築くための一歩となるでしょう。