2024年2月17日(土) こだわり 

他人の癖や「こだわり」 は目につきやすい一方で、自分の癖やこだわっていることは見えにくいものです。

Aさんは、友人が食事に対して「こだわり」を持っていると感じていました。

例えば、一緒に昼食に行くと、「あっちの店のほうが質が高いと思うよ」などといった発言をよくするからです。そんな友人の発言に対してAさんは「そんなに違うかな?」「自分はどれもおいしいと思うけど」などと返事をしていました。

ところが、妻にその話をしたところ、Aさん自身が妻から食事にうるさい印象を持たれていることを知って愕然としたのです。家で妻が食事を作ってくれた際に、確かにあれこれ言っていたと思い至ったのです。

このような認識の違いは、仕事上でもあり得るでしょう。上司の立場であれば、「あなたに仕事を任せる」と言っておきながら、自分の好みになるように細かく指示したり修正させたりしていることがあるものです。

自分自身に無駄なこだわりがないか確認してみてはいかがでしょう。

今日の心がけ◆不要なこだわりを捨てましょう

出典:職場の教養 2024年2月号

感想

この話から得られる教訓は、自己認識の重要性です。他人のこだわりや癖に敏感である一方で、自分自身のこだわりや癖には気づきにくいことがあります。そのため、自分の行動や考え方を客観的に見つめ直し、他人との関係や仕事において無駄なこだわりを捨てることが重要です。

自己認識を高め、自分の癖やこだわりに気づくことで、より円滑なコミュニケーションや効果的な仕事ができるようになります。また、他人との関係だけでなく、仕事においても無駄なこだわりを捨て、より効率的に成果を上げることができるでしょう。