千葉県で海苔・お茶・落花生の卸問屋を経営するS氏は、創業者である父親と意見が食い違い、悩んでいることを、信頼する経営者に相談しました。
すると「お父様がどのような苦労をして会社を築いてこられたのか、ご存じですか?」と尋ねられ、答えに窮し、父の話を聞くことにしたのです。
父が中学生の時に祖父が急逝し、貧しい生活の中で、家族に少しでも良い暮らしをさせたいとの思いで会社を築き上げたことを知りました。
S氏は、父の苦労があって現在の会社や今の自分があることに気づき、自然と感謝の思いが溢れ、父への接し方や仕事に向き合う姿勢が変わりました。
感謝の思いは気力を生み、何事にも積極的に取り組む姿勢へとつながります。感謝の心を向けるべき対象は様々ありますが、入り口となるのは親への感謝なのかもしれません。
自分の命のルーツである親の話に耳を傾け、親の心をよく知ることで感謝の思いが深まっていくのではないでしょうか。
今日の心がけ◆親の話に耳を傾けましょう
出典:職場の教養7月号
感想
私は、この話を読んで、親との対話を大切にし、彼らの経験や思いに耳を傾けることの重要性を再認識しました。
親は私たちの命のルーツであり、その存在に対する感謝の気持ちは、人生において非常に重要なものだと改めて思います。また、感謝の気持ちを持つことで、自分自身の成長にも繋がるのではないかと思いました。
この話はまた、親への感謝がどれほど力強いエネルギー源になるかを教えてくれます。感謝の思いが気力を生み出し、何事にも積極的に取り組む姿勢へと繋がるという点は、私も実感しています。感謝の心を持つことで、日々の困難にも前向きに取り組むことができると感じます。
そして、親と過ごせる時間が限られているという現実を考えると、今のうちに親孝行をしたいという思いが強くなります。親が健在なうちに感謝の気持ちを伝え、少しでも恩返しをすることが大切だと感じました。
否定的な感想
まず、S氏が父親の苦労を知らなかったことに関して、少し違和感を覚えます。家業を引き継ぐという重要な役割を担う以上、創業者である父親の背景や苦労を知ることは当然のことであり、最初からその理解が欠けていたというのは少し現実離れしているように感じました。経営者としての基本的な姿勢に欠ける部分があったのではないかと疑問に思います。
また、親の話を聞くことで全ての問題が解決するわけではありません。実際のビジネスや人間関係においては、様々な複雑な要素が絡み合っています。親の経験や教訓は大切ですが、それだけでは現代のビジネス環境や個人の課題に対応しきれない場合も多いです。
親への感謝や親孝行は大切ですが、それがすべての問題を解決する万能な方法ではないことを認識する必要があります。
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