本日は、「モルダウ」を含む連作交響詩「我が祖国」の作曲者であり、「チェコ音楽の創始者」と称されるベドジフ・スメタナの生誕200年にあたります。
スメタナの人生には多くの困難がありました。結婚後の30代の頃、幼い娘3人と妻、父を相次いで病気で亡くします。悲しみの中で作曲した「ピアノ三重奏曲ト短調」は、当時、評論家から厳しい評価を受けました。
その後、劇場の首席指揮者に就任し、多くの作曲と公演の指揮をしましたが、関係者と様々な衝突があり、一時は解任の危機にもさらされます。
さらに、晩年には感染症をきっかけに聴力を失いました。その中で作曲されたのが「我が祖国」でした。スメタナの生きた時代、チェコはオーストリア帝国の支配下にあったため、チェコの国家独立を願う愛国心が込められています。
困難に陥ると、立ち止まってしまうこともあるでしょう。しかし、そんな時にこそ、今の自分ができることに邁進していきたいものです。そうした経験は必ず自身を成長させてくれるはずです。
今日の心がけ◆苦しい時こそできることに専念しましょう
出典:職場の教養 2024年3月号
感想
スメタナの生涯には多くの困難がありましたが、その中で彼は音楽を通じて自身の感情や国の愛情を表現し続けました。特に「我が祖国」は、彼の国家愛とチェコの歴史的な闘いを映し出す作品として知られています。
彼の生涯から得られる教訓は、困難な状況にあっても立ち止まらず、自らの情熱や才能を追求し続けることの重要性です。彼が感染症によって聴力を失ったとしても、音楽を止めることなく作曲を続けた姿勢は、その決意と情熱の証と言えます。
この話から学ぶべきことは、困難な状況においても諦めず、自分の目標や夢に向かって粘り強く努力し続けることの大切さです。スメタナのように、苦難に立ち向かいながらも自分の信念を貫き通すことが、人生で成功する秘訣の一つであると感じます。