2024年8月31日(土) おうち防災訓練

地震や台風、洪水などの自然災害が多発する日本は「災害大国」とも呼ばれ、時に甚大な被害を及ぼします。

災害の規模により避難の方法はさまざまですが、日頃の訓練がいざというときに明暗を分けるでしょう。近年、この訓練の一環として注目されているのが、自宅で避難訓練を行なう「おうちで防災キャンプ」です。

電気、ガス、水道などのライフラインが止まったことを想定し、二十四時間自宅でキャンプ生活をして、何が課題で、どんなものが役立つかを体験します。

例えば、六人家族で行なった場合、トイレの臭いや水の確保などの課題点が見つかり、それを家族で共有することができたといいます。

子供のいる家庭では、食べ慣れないカンパンを食べやすくするレシピや、ストレスを和らげる、折り紙やあやとりなどのアイテムが役立ったようです。

分かったつもりでいても、実際にその場面に遭遇しなければ分からないことは多いものです。「まずやってみる」精神を防災にも取り入れてみましょう。

今日の心がけ◆疑似体験から学びましょう

出典:職場の教養8月号

感想

近年、自然災害の頻度や規模が大きくなる中、「おうちで防災キャンプ」という取り組みは、非常に画期的かつ実践的な防災訓練だと思います。

いざという時に慌てずに行動するためには、実際に体験することが最も効果的です。特に、家族で協力して行うことで、普段気づかない課題や、家族それぞれの強みや弱みを発見できる点も素晴らしいですね。

この「おうちで防災キャンプ」を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。自治体や学校などが、この取り組みを支援したり、情報発信したりすることで、防災意識の向上に繋がるのではないでしょうか。

この活動が広がり、より多くの人が災害に備えられる社会になっていくことを願っています。

否定的な感想

自宅での訓練が、実際の災害時の状況を完全に再現できるわけではありません。大規模な地震や風水害といった状況下では、自宅が損壊したり、ライフラインが完全に断絶したりする可能性も考えられます。

屋外での避難訓練や、地域コミュニティでの防災活動など、より実践的な訓練の重要性も忘れてはいけません。

「おうちで防災キャンプ」を義務化したり、参加を強制したりすることは、かえって防災意識を低下させる可能性があります。参加者の自主性と意欲を引き出すことが大切です。