今年の五月十一日から十二日にかけて、大規模な太陽フレアの影響で日本各地でもオーロラが観測されました。この日は、普段は夜空に興味がない人でも、空を見上げてみたという人も多かったことでしょう。
明日、十月十七日は、地球と月がこの一年で最も接近する満月となる予定です。最も遠い二月の満月と比べ、月が約十四パーセント大きく見えるそうです。
これらの特別な天文イベントは、私たちが日常的に感じる時間や空間の枠組みを超えて、自然や宇宙の壮大さに触れる良い機会となります。
もちろんこのようなイベントがなくても、晴れた昼間にそれを見上げて雲の動きを観察したり、夜に星空をじっくり眺めたりすることで気分が上向いたり、広大な空を眺めながら自分を客観視したりできるでしょう。
自然に親しみ、その不思議や偉大さを知ることの重要性は、小中学校の道徳科でも教えられています。私たち大人も、日常生活のちょっとした時間を使って自然に触れることで、その偉大さを感じたいものです。
今日の心がけ◆自然に親しみましょう
出典:職場の教養10月号
感想
私自身も、普段忙しい日常の中で、空や自然をゆっくりと観察することは少なくなっていると実感しました。
しかし、こうした瞬間を意識して取り入れることで、心の余裕やリフレッシュが得られるのは確かです。
特に、自然に触れることで自分を客観的に見つめ直すという考え方は、非常に共感できます。自然の偉大さに触れることで、自分の悩みや問題が少し小さく見えることもあると思います。
また、この話が大人に対しても「日常の中で自然に親しむ」ことを促しているのは、現代社会において重要なメッセージだと思います。
テクノロジーや情報に囲まれた生活を送る中で、自然とのつながりを感じることが心のバランスを保つ助けになるのではないでしょうか。
否定的な感想
自然の壮大さを感じることで自分を客観視できるという部分は、必ずしも全ての人が同じように感じるわけではないと思います。
人によっては、自然や宇宙の壮大さを感じたところで、自分の問題や悩みが軽減されるどころか、逆に自分の小ささや無力感を感じてしまう場合もあります。このため、自然に触れることで「必ず気分が上向く」というのは、少し一面的な見方ではないかと思います。
また、確かに自然に触れることで心が癒されるという考え方は納得できますが、忙しい現代の生活において、わざわざ自然を意識して観察する時間を持つのは簡単ではありません。
特に、都会に住んでいる人々にとっては、空を見上げて星や雲を観察することすら難しいことが多いです。ですので、現実的にそのような時間を捻出するのは理想論に過ぎないという感想も出てくるでしょう。