一九四〇年代のアメリカでは、人種差別の風潮が根強く残っていました。
メジャーリーグも、現在は様々な国・地域の選手が活躍していますが、当時は白人以外の選手は一人もいませんでした。そんな中、近代メジャーリーグ初の黒人選手となったのが、ジャッキー・ロビンソンという選手です。
デビュー当時、ロビンソンは観客から野次を浴びていました。そんな中でもひたむきにプレーする姿は、次第に周囲の人々の心をつかんでいったのです。
ロビンソンの活躍は、野球界のみならず、社会全体でも人種に関係なく活躍できる流れが作られるきっかけになりました。
メジャーリーグ機構は、その功績を称え、ロビンソンが初めて試合に出場した四月十五日を「ジャッキー・ロビンソンデー」としました。現在もこの日は、全チームの選手がロビンソンの背番号「42」をつけてプレーします。
一人の行動が世の中を変えることがあります。自分の行動で社内や地域をより良くしていく気概で業務にあたりたいものです。
今日の心がけ◆勇気をもって行動しましょう
出典:職場の教養4月号
感想
私は野球に疎いので、ジャッキー・ロビンソン選手の話を初めて聞いたのですが、彼の勇気と決断がどのように社会全体の変化をもたらしたかを知ることができました。また、彼の行動は、野球界だけでなく、広範な社会においても、人種差別の壁を打破する大きな一歩となったことも分かりました。
この話は、勇気を持って行動することの重要性を改めて感じさせてくれ、困難に直面しても、自分の信念を持ち続け、正義のために立ち上がることの大切さを教えてくれます。
私たちは、ジャッキー・ロビンソン選手のように、自分の行動一つで世界を少しずつ良くしていくことができます。一人ひとりの力は小さなものかもしれませんが、まずはできることから始めていき、それがだんだんと良い影響として広まっていってくれたらいいなと思います。