五月の第二日曜日は母の日です。母の日は、一九〇八年にアメリカのアンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親を追悼するため、感謝を表す催しを教会で行ったことが起源とされています。
M子さんは、母への感謝の印として、毎年母の日にカーネーションを贈っています。母は喜んでくれていますが、〈来年は少し違うものをあげたい〉と思い、何か工夫できないだろうかと考えました。
しばらく考えていると、これから一年かけて、自分と母とのやりとりでうれしかったこと、楽しかったこと、おもしろかったことなどを色紙に書き込み、それをプレゼントするというアイデアが浮かびました。
そして、母との間の出来事を自分の気持ちなども添えて一枚の色紙に書き込んでいくと、一年後には色紙の余白がなくなるまでになりました。
母の日を迎え、日頃の感謝と共に色紙を渡したM子さん。涙を流し喜んでいる母の姿を見て、自分の気持ちを素直に伝えることができたと実感しています。
今日の心がけ◆感謝の気持ちを伝えましょう
出典:職場の教養5月号
感想
この話は、感謝の気持ちを伝えることの大切さを改めて思い出させてくれます。日常生活の中で、当たり前のように過ごしている時間や、共にいることの価値を見直し、大切な人への感謝を形にして伝えることの意義を教えてくれます。
また、M子さんが母へのプレゼントを通じて自分の気持ちを素直に伝え、それによって母が喜び、感動する様子は、コミュニケーションの力と愛情の表現の美しさを示しています。
この話から学ぶべきは、感謝の気持ちを伝える方法は無限にあり、時には伝統的な方法を超えた創造的なアプローチが相手にとって最も心に響くかもしれないということです。また、感謝の気持ちを形にして伝えることは、関係を深め、お互いの絆を強くすることに繋がるという教訓も含まれています。
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