2024年9月1日(日) 思い切って捨てる

身の回りの物を片付けていると〈いつかは使うかもしれない〉と悩み、結局物を捨てられない、といったことはないでしょうか。

Sさんはある日、娘と一緒におもちゃ箱を整理していました。「いる物」と「いらない物」を分ける中、娘はほとんどのおもちゃをいる物に分類します。

そんな姿にSさんが「お父さんは、このおもちゃで遊んでいるのを見たことないよ」と言うと、娘は本棚を指し「私も、お父さんがこの本を読んでいるのを一度も見たことがない」と、言い返されてしまいました。

娘の言葉を受け、〈確かにそうだ、自分も使わない物を処分しよう〉と反省したSさんは、娘と話し合い、互いに思い切っていくつかの物を捨てたのでした。

いつやってくるか分からない「使う時」を過度に期待して、物の管理に労力をかけ、保管するスペースを確保するのは、得策ではないかもしれません。

ずっと使わない物を、その場に放置し続けていないでしょうか。時には思い切って物を捨て、生活環境や職場環境を整えていきましょう。

今日の心がけ◆不要な物を減らし環境を整えましょう

出典:職場の教養9月号

感想

私も「いつか使うかもしれない」と、物を捨てられずに悩んだ経験があります。

時代やサイズが合わなくなった服やもらったものなので捨てにくい贈り物など、保管しておいても結局は使わないことがほとんどです。

そこで、今は1~2年以上使っていないものは処分を検討するなど、期限を決めて定期的に整理をすることにしています。

大切なのは、その時だけ頑張るではなく、無理なく続けられることです。小さなことから始め、少しずつ習慣化していくことができれば良いと思います。

否定的な感想

「いつか使うかもしれない」という考えを完全に否定し、捨てることを推奨している点が、単純化しすぎていると感じられます。状況によっては、本当に必要になる可能性もあるからです。

このお話は、物を所有することの弊害や、断捨離のメリットを強調することで、読者に考え方を促すことを目的としていると考えられますが、一方で、個人の価値観や状況を考慮せず、一律に「捨てる」ことを推奨している点には、注意が必要です。

より客観的な視点から見ると、大切なのは、「捨てる」か「残すか」を自分で判断する自立心を育てることではないでしょうか。