2024年3月1日(金) 養豚の歴史

本日は「豚の日」です。国内の食肉で最も高い割合を占めるのが豚肉です。

日本における養豚の歴史を辿ると、『日本書紀』に豚の祖先である猪を飼養していたという記録があります。猪を家畜として飼養する技術は、西暦200年代から600年代ごろに渡来人によってもたらされたようです。

それから時は流れ明治の頃、政府の重職であった大久保利通は国内産業の振興をはかり、畜産にも力を入れました。畜産物の消費を伸ばし、欧米諸国に負けない体躯をつくり、富国強兵策の足がかりとしたのです。

こうして現在にも通じる西欧の技術を取り入れた養豚が全国に広がりました。豚は雑食で生後180日で肉を出荷できるので、今も変わらず重要な家畜です。 歴史や政治など様々な分野とのかかわりから、現在の食文化が形成されているのでしょう。そして、時代と共に改良を重ねながら食物の生産にあたってきた人々、食物1つひとつが命であることを、心にとめたいものです。

日々の食へ感謝し、命を支える存在や歴史に改めて思いを馳せてみましょう。

今日の心がけ◆食物への感謝を深めましょう

出典:職場の教養 2024年3月号

感想

豚の日という日があることを知ることで、豚肉が日本の食文化においていかに重要な存在であるかを再認識しました。豚肉は日本の食卓に欠かせない食材の一つであり、その歴史や政治的な背景を知ることで、現在の食文化がどのように形成されてきたのかを考えさせられます。

豚肉の生産は、国内外からの技術や政策の導入によって進化し、現在に至っています。それだけでなく、豚肉を生産する農家や関係者の努力と、豚肉を食べる人々の需要も、豚肉産業の発展に大きく貢献してきたことが伺えます。

食べ物は私たちの生活や健康を支える重要な要素であり、その背後には多くの人々の努力や歴史があります。この日を機に、日々の食事に感謝し、食材の生産に携わる人々や食材の歴史に思いを馳せることが大切だと感じました。

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