2024年3月22日(金) 予期せぬ出来事

ある日、Aさんは家族と共に車で出かけました。途中、高速道路を利用しようとした時、予期せぬ出来事が起こったのです。

「開くはず」のETC(電子料金収受システム)専用レーンのゲートが開かなかったのです。そのため、Aさんは慌てて急ブレーキを踏むことになりました。

幸い、同乗していた家族に怪我はなく、また後続車がいなかったために大きな事故にはなりませんでしたが、後味の悪さだけが残りました。

ゲートが開かなかった原因は単純で、Aさんの「思い込み」にありました。

車を運転する機会の多かったAさんは、普段からETCカードを挿入したままにしていました。しかし、どういうわけか、この日は挿入具合が甘く、きちんとはまっていなかったのです。

高速道路に入る直前に、カーナビゲーションシステムの音声が確認を促していたにもかかわらず、Aさんは〈大丈夫だろう〉と高を括って聞き流していました。

慣れ親しんだ状況であっても、事前確認はしっかりと行いたいものです。

今日の心がけ◆思い込みを捨てましょう

出典:職場の教養3月号

感想

この話は、日常生活の中での「思い込み」がどのように問題を引き起こす可能性があるかを示しています。Aさんの経験は、私たちがどれだけ慣れ親しんだ状況であっても、自己確認と注意深さが重要であることを教えてくれます。

ビジネスにおいても「思い込み」は大きな問題を引き起こす可能性があります。市場のニーズや顧客の要望についての思い込みが、製品開発の方向性を誤らせることになったり、チームメンバーとのコミュニケーションにおいて、相手の意図や感情についての思い込みが、誤解や対立を引き起こすことがあります。

この話は、私たちが日々の生活でどのように思考し、行動するかについて、深く考えるきっかけを提供してくれます。思い込みを捨てることの大切さを改めて認識しました。