命のつながり
本日は秋分の日です。太陽が真東から昇り、真西へ沈む頃に当たり、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
日本ではこの日を「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ日」として、国民の祝日に定めています。
日頃から、先祖を心に念じ、その恩に報いようと心がけている人も、慌ただしい日常に追われて普段はあまり意識を向けないという人も、この日は自身の命の源である先祖に、意識を向けてみてはいかがでしょう。
身近なところでは、すでに他界した祖父母や曾祖父母を思い出したり、写真を見たり、両親にその人柄について聞いたりするなど、さまざまな方法があります。
また、子供や孫に、亡き祖父母や曾祖父母について、職業や美点、口癖など、その人となりを語り伝えるのもよいでしょう。自分が今ここにあるのは、先祖がいたからにほかなりません。
代々受け継がれてきた命が、今を生きる自分に連なっていることを自覚し、先祖に関心を寄せ、感謝を捧げることは、今とこれからの自分を肯定することにもつながるのです。
今日の心がけ◆先祖に思いを向けましょう
出典:職場の教養9月号
感想
この話を読んで、私は、秋分の日を単なる休日として過ごすのではなく、自分がどこからつながってきたのかを考える日にするという視点が印象に残りました。
先祖という言葉を聞くと遠い存在のように感じますが、祖父母や曾祖父母の写真を見る、両親から昔の話を聞くといったことなら、身近なところから始められます。
名前しか知らなかった人にも仕事があり、性格があり、喜びや苦労があったと想像すると、自分の人生も長いつながりの中にあることを感じられるように思います。
特に大切だと思ったのは、その人の美点や口癖まで次の世代に伝えるという部分です。
人は亡くなっても、その人から受けた考え方や習慣が、家族の中に残っていることがあります。
自分が何気なく大切にしている価値観も、実は前の世代から受け継いだものかもしれません。
仕事でも、自分一人の力で今の自分があるわけではなく、多くの人から教えられ、支えられてきています。
私も時には自分の歩みを振り返り、今につながる人たちへの感謝を忘れないことが、これからを丁寧に生きる力になるのだと感じました。
否定的な感想
この話では、先祖に感謝することが「今とこれからの自分を肯定することにもつながる」とされていますが、すべての人が先祖や家族について温かな気持ちを持てるとは限らない点は少し気になりました。
家族との関係が複雑だったり、先祖についてほとんど情報が残っていなかったりする人もいるでしょう。
そのような人にとって「先祖に感謝すること」を強く求められると、かえって距離を感じる場合があるように思います。
また、「自分が今ここにあるのは、先祖がいたから」という事実だけでなく、現在の自分を支えている人たちにも目を向けてよいのではないでしょうか。
血縁関係だけではなく、友人や恩師、職場の先輩など、自分の生き方に大きな影響を与えてくれた人もいます。
自分のルーツを考えることを、血縁だけに限定せず、「自分は誰から何を受け取ってきたのか」と広く捉えることができれば、それぞれの事情に合わせて感謝やつながりを考えられます。
秋分の日を、自分につながるさまざまな人や出来事を静かに振り返る機会として描けば、より多くの人が自然に受け止められる内容になると感じました。
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